大阪社保協通信  1236 2020.6.25

 

メールアドレス:osakasha@ poppy.ocn.ne.jp        大阪社会保障推進協議会

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今年度国保料多くの自治体値上げ〜据え置きは寝屋川市・大東市・和泉市、値下げは千早赤阪村「新型コロナのもとで医療分一万円下げた」

現在大阪社保協では大阪府市町村アンケート入力作業中です。国保アンケートについてはすでに35自治体市町村から回答が寄せられています。

 今年度保険料と昨年度保険料の比較板ランを作成しました。アンケートでは世帯所得0円、50万円、100万円、150万円、200万円、300万円で計算してもらっていますが、ここではもっとも多い所得層である100万円・150万円・200万円について比較しています。

 大阪府統一保険料が一番高く、統一保険料に合わせている自治体は、現時点では池田市・柏原市・松原市・藤井寺市・高石市・岸和田市・貝塚市・熊取町・阪南市となっています。

 一方、千早赤坂村は値下げとなっています。担当課に問い合わせたところ「新型コロナの中で、医療分が1万円下がるように保険料をふかした」とのことです。そしてまだアンケートは届いていませんが、八尾市も値下げとの情報です。据え置きは寝屋川市・大東市・和泉市となっています。

モデルケースごと国保料2019年度-2020年度(医療分+支援金分+介護分)

 大阪社保協調査20200623現在

@    現役40歳代夫婦と未成年の子供2人の4人世帯の国保料 

 

A    65歳以上74歳以下年金生活者高齢者夫婦のみ世帯 

 

B    40歳母と未成年の子ども2人のシンママ世帯 

 

 

大阪府

統一保険料

 

所得100

所得150

所得200

 

@

A

A

@

A

B

 

2019

210,635

171,139

181,587

350,578

251,363

304,102

419,778

307,663

408,845

 

2020

220,785

179,783

190,234

367,368

263,764

318,486

439,368

322,464

427,988

1

大阪市

2019

185,058

152,630

164,282

309,301

226,700

276,060

376,701

280,700

373,051

2020

190,580

156,165

167,593

318,114

231,254

281,336

385,414

285,454

379,607

2

豊中市

2019

141,833

99,098

137,805

269,241

201,861

253,756

367,465

273,744

358,024

2020

162,297

82,003

150,560

292,827

174,073

276,126

381,509

262,072

371,680

3

池田市

2019

211,655

107,720

182,608

337,790

251,883

306,621

426,797

312,683

413,865

2020

215,325

137,765

185,456

358,689

231,987

310,899

430,989

314,472

418,633

4

豊能町

2019

192,200

158,000

166,000

319,800

231,100

277,800

381,400

281,500

372,900

2020

198,000

128,600

171,400

286,800

216,300

287,100

351,800

292,400

385,800

5

能勢町

2019

193,000

159,200

167,300

278,500

199,300

280,700

344,100

253,900

378,100

2020

201,300

167,100

174,200

335,200

245,900

291,800

401,700

301,500

392,500

6

箕面市

2019

196,858

169,182

171,658

327,948

249,582

287,628

394,148

306,882

387,008

2020

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7

高槻市

2019

167,040

146,490

155,060

280,850

220,560

261,690

350,100

276,860

355,870

2020

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8

島本町

2019

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2020

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9

茨木市

2019

189,636

158,945

164,802

315,784

233,563

276,050

378,884

286,013

371,253

2020

189,348

158,889

164,640

315,328

233,493

275,794

378,428

285,943

370,933

10

吹田市

2019

191,060

163,930

173,780

319,910

243,090

292,260

392,410

300,490

395,420

2020

 

 

 

 

 

 

 

 

 

11

摂津市

2019

197,251

158,021

169,828

328,411

232,407

284,534

393,761

284,857

382,790

2020

204,430

128,916

175,584

340,064

216,634

293,910

406,264

292,749

394,865

12

守口市

2019

210,634

171,138

181,586

350,577

251,363

304,101

419,777

307,663

408,845

2020

 

 

 

 

 

 

 

 

 

13

門真市

2019

193,800

161,010

168,830

323,590

240,220

283,640

392,490

298,820

383,150

2020

204,110

135,820

177,330

340,460

189,520

297,620

411,360

271,650

401,470

14

大東市

2019

200,600

164,100

175,300

335,200

244,400

294,800

407,700

303,500

398,600

2020

200,600

164,100

175,300

335,200

244,400

294,800

407,700

303,500

398,600

15

四條畷市

2019

198,080

125,380

171,040

330,560

211,510

287,300

400,060

287,470

387,970

2020

195,450

152,850

168,070

325,740

225,910

281,910

392,190

278,310

380,010

16

寝屋川市

2019

180,600

144,600

157,700

302,400

217,400

265,700

370,100

272,500

360,300

2020

180,600

144,600

157,700

302,400

217,400

265,700

370,100

272,500

360,300

17

枚方市

2019

186,000

150,200

162,700

311,200

224,500

273,700

379,400

279,500

370,500

2020

 

 

 

 

 

 

 

 

 

18

交野市

2019

201,500

159,900

173,800

335,900

214,600

291,600

404,600

291,000

393,100

2020

209,500

167,100

180,600

348,900

246,300

302,700

419,400

302,600

407,700

19

東大阪市

2019

196,192

124,073

168,776

326,560

208,641

282,693

391,110

282,237

380,156

2020

208,090

132,041

178,976

346,262

221,977

299,681

414,212

300,153

402,802

20

八尾市

2019

203,650

160,980

177,500

340,650

241,330

298,810

416,200

301,630

404,870

2020

 

 

 

 

 

 

 

 

 

21

柏原市

2019

209,905

134,679

180,935

349,366

226,474

303,013

418,316

306,355

407,383

2020

216,235

175,319

186,200

359,803

232,569

311,747

430,353

314,472

418,965

22

松原市

2019

214,259

139,139

185,342

387,008

234,286

310,740

429,408

317,553

418,475

2020

219,118

141,278

189,109

364,856

237,706

316,842

437,656

321,828

426,269

23

羽曳野市

2019

151,760

32,790

135,360

216,060

32,790

199,660

280,360

103,040

263,960

2020

204,690

163,990

175,950

340,610

240,610

294,640

407,460

294,160

396,050

24

藤井寺市

2019

210,630

135,250

181,583

350,575

227,437

304,099

419,775

307,663

408,845

2020

216,491

138,842

186,477

360,219

233,406

312,198

430,819

315,603

419,552

25

大阪狭山市

2019

186,367

121,630

160,968

310,329

204,712

269,688

372,279

277,283

362,820

2020

193,040

125,572

166,609

321,367

211,282

279,078

385,167

286,056

375,324

26

富田林市

2019

213,900

173,520

185,900

356,750

256,370

311,950

430,750

315,720

420,650

2020

213,900

173,520

185,900

356,750

256,370

311,950

430,750

315,720

420,650

27

太子町

2019

185,540

120,430

160,710

309,160

202,710

269,450

371,860

274,630

362,840

2020

191,440

124,330

166,490

319,290

209,390

279,370

385,490

283,880

376,690

28

河南町

2019

190,229

151,981

194,091

316,917

223,960

275,094

380,917

275,060

370,430

2020

206,021

165,285

177,137

342,824

242,520

296,615

410,124

296,520

398,700

29

千早赤阪村

2019

169,960

104,620

145,930

283,090

175,990

244,630

339,940

238,240

339,390

2020

155,960

92,680

133,230

259,780

155,930

223,420

312,030

211,090

300,970

30

河内長野市

2019

206,290

166,860

177,720

343,350

245,090

297,650

411,150

299,990

400,200

2020

208,610

167,840

179,430

347,120

246,250

300,450

415,220

301,050

403,830

31

堺市

2019

186,868

120,776

163,336

312,450

203,922

274,800

381,150

277,524

372,017

2020

 

 

 

 

 

 

 

 

 

32

和泉市

2019

202,348

131,182

175,408

337,320

220,926

294,216

406,520

299,522

396,488

2020

202,348

131,182

175,408

337,320

220,926

294,216

406,520

299,522

396,488

33

高石市

2019

210,630

135,250

181,583

350,575

227,437

304,099

419,775

307,663

408,845

2020

220,781

179,782

190,231

367,366

263,764

318,485

439,366

322,464

427,988

34

泉大津市

2019

200,300

129,300

172,800

333,400

217,500

289,400

399,200

294,300

389,100

2020

208,700

133,800

179,700

347,300

225,000

300,900

415,300

304,300

404,500

35

忠岡町

2019

206,800

167,400

178,200

344,300

245,900

298,400

412,400

301,100

401,400

2020

213,600

172,700

183,700

355,500

253,500

307,900

425,200

310,000

413,800

36

岸和田市

2019

210,500

135,200

181,400

350,400

227,300

303,900

419,700

307,600

408,700

2020

220,600

141,800

190,000

367,200

238,400

318,400

439,200

322,400

427,800

37

貝塚市

2019

210,630

171,130

181,570

350,570

251,350

304,080

419,770

307,650

408,830

2020

220,770

141,850

190,220

367,350

238,470

318,470

439,340

322,460

427,980

38

泉佐野市

2019

210,500

135,200

181,400

350,400

227,300

303,900

419,700

307,600

408,700

2020

 

 

 

 

 

 

 

 

 

39

田尻町

2019

187,907

121,620

162,100

338,451

204,726

251,770

417,169

277,366

365,554

2020

195,154

126,616

169,293

325,368

213,247

254,694

392,318

289,137

382,775

40

熊取町

2019

208,240

132,860

179,190

346,750

246,580

300,270

415,950

302,880

404,060

2020

217,390

138,470

186,840

361,940

257,000

313,070

433,940

315,700

421,220

41

泉南市

2019

209,400

171,400

182,400

349,800

255,400

306,600

424,600

317,300

414,300

2020

 

 

 

 

 

 

 

 

 

42

阪南市

2019

210,630

171,120

181,570

350,560

251,350

304,080

419,760

307,650

408,830

2020

220,770

179,770

190,220

367,350

263,760

318,470

439,350

322,460

427,980

43

岬町

2019

206,656

168,232

177,941

345,658

247,098

299,713

460,396

303,746

402,965

2020

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大阪市国保料コロナ減免申請をしたシンママさんからのレポート〜「区役所での窓口はとても親切でした」

大阪市内各市町村から2020年度の国保料の決定通知・納付書が送付されています。

今回、厚生労働省は「新型コロナ感染症の影響により収入が減少した被保険者等に係る国民健康保険料(税)の減免に対する財政支援」を早くから打ち出しており、前年度所得から3割以上減る見込みのある被保険者に対して免除も含めた減免制度を実施すること、さらに、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止等の観点から、申請者が直接窓口に来ていただかなくても済むよう、郵送やオンラインにより申請を受け付け、必要に応じ電話等で事実確認をする等の方法も検討するようにとの指示をだしていました。大阪社保協としても420日付で大阪府名以前市町村に対して「新型コロナウィルス感染症の影響で保険料及び一部負担金が払えなくなった場合に対する対応についての緊急要望書」を提出し、その中で「新型コロナウィルス感染症の影響により収入が減少した被保険者に対しての保険料減免を直ちに行えるように条例整備をするとともに、納付書発送時に周知し申請書も同封し、感染防止のため窓口に行かなくてもできるようにすること」と要望してきました。なお、この要望書に対する市町村からの回答書は、大阪社保協ホームページトップページ「新型コロナ感染症支援情報」のページにアップしています。

大阪市は納付書に申請用紙は入れなかったものの、ホームページから申請用紙をダウンロードし必要資料とともに郵送申請ができるようにしています。

大阪市ホームページ  https://www.city.osaka.lg.jp/fukushi/page/0000503428.html

 

大阪市の新型コロナ国保料減免申請をしたシンママ大阪応援団のお二人のママさんから報告が来ましたので報告します。

★新型コロナで収入が1/3になったママさん

寺内さんから教えていただいた「新型コロナウイルス感染症の影響による国民健康保険料(国保料)の減免」の申請に行ってきました。

子ども達が登校できなくなり、と同時に仕事に行くことができなくなりプラス自粛要請が出たためアルバイト生活をしている私は収入が激減。今回の国保料減免は、収入が前年に比べて3/10以上減少することが見込まれる世帯が対象ということですが、収入の3/10減少どころか収入が1/3ほどしかなくなったため国保料の請求書が届いた翌日にはホームページから申請用紙をダウンロードして、書類をそろえてすぐに申請に行きました。

できれば郵送での申請を、ということでしたができる限りの出費を抑えたく、仕事がないので時間はあるため区役所まで行きました()混雑を予想して、時間に余裕のある時に行ったのですが、区役所は窓口を別途用意してくれていたので思った以上にスムーズに手続きが進み、時間も、区役所に着いて10分後くらいには出ることができ、少し拍子抜けしました。

申請用紙もダウンロードして記入していったので窓口の方が「どうでしたか?」「HPですぐに探せましたか?」「書き方もわかりにくくなかったですか?」など気を使って色々と質問してくれました。丁寧に対応してくださったので私も「記入例もあってとても分かりやすくてよかったです。」と笑顔で答えることができました。

今回の新型コロナウイルス感染症で、自分だけでなく全ての人が初めて経験・対応することばかりで戸惑うことが多い中、役所で働く方たちも大変だな、と思いました。そんな中、迅速に対応してくださった役所の方に感謝します。また、今回の国保料減免をいち早く教えてくださった寺内さんにも感謝です。教えていただかなければそのまま見過ごしていたと思います。

★新型コロナで仕事を辞めざるを得なくなったママさん

3月末にコロナウイルスによる通勤困難で退職し、現在は失業給付を受けて生活しています。今月に入り、国民健康保険料の決定通知書が送られてきました。金額を見てびっくりしました。高いのですね。区役所に減免の手続きへ行きました。事前にホームページを見たりしたのですが、国民健康保険についてはよくわからず、電話をかけて必要書類を確認して直接窓口に行きました。

窓口はかなりの混雑で1時間近く待ちましたが、対応してくださった方はとても親切でした。失業給付だけでは生活できないので、週に何日かパートに行っていますが窓口の方は、失業給付を受けながらのパートだとそこまで収入がないから、現在は仕事していないということです大丈夫ですよと教えてくれました。

色々と説明してくださるのですが、国の減免制度やら、市の減免制度とややこしく、内容がよくわかりませんでした。私の場合は非自発的失業者として2年間国の制度が使えるとのことで、まずはその手続き。その制度で減額となった状態から市の制度の手続きに入りました。市の制度は1年間なので、来年6月の時点で会社の保険に入っていなければ再度手続きが必要だと言うことを教えてもらいました。最終的に三分の一の金額まで下がりホッとしました。その場ですぐに1年分の納付書を受け取りました。

ただ、国保は社保と違って家族数で金額が変わるので、子供の多いところは大変ですね。減額された金額は退職前の社保の金額と変わりません。社保は事業主負担があるということを知ってはいますが、収入が少ない人や、減額になった家庭ではかなりの負担になるなと思います。健康保険がないと病気や怪我の時に大変なことになるので必要なものとは思っているのですが。