大阪社保協通信 第1189号 2018.9.8
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http://www.osaka-syahokyo.com/index.html TEL 06-6354-8662 Fax06-6357-0846
「大阪府民生活実態調査」スタート。「こんな調査をやってほしかった」との声届く。調査計画書提出地域にはハンドブック送付します。
「府民生活実態調査」が各地でスタートしています。
寝屋川社保協は既に調査を終了。報告書によると、8月25日、26日に寝屋川市内の団地380軒に調査票をポストインし、9月2日に調査票回収行動を行ったところ、76軒から回収でき、さらに9月7日までに15通が返送され、現在91件の回収ができていますので、今後入力作業に入っていくとのことです。
富田林社保協は9月3日(日)に2つの府営住宅の連合会長さんのところに申し入れを行いました。ある団地では、先日孤独死があったとのこと、匂いがひどかったもののしばらくは誰も気がつかずそのままの状態だったとのことです。「民生委員や町会役員も高齢で手が回らない。こんな調査をやってほしかった」ある町会長さんからはそんな声も上がったそうです。9月9日(日)に調査票を配布し、9月16日・17日に回収予定です。
以下は、調査計画報告書が来ているところです。相談活動ハンドブックは順次発送していますので、決定次第お送りください。
計画書はこちらからダウンロードできます。
http://www.osaka-syahokyo.com/18life/index_18life.html
□調査計画報告書が来ているところ(2018.9.8現在)
地域社保協名 |
調査対象地域名 |
調査票配布日 |
調査票配布世帯数 |
調査回収日 |
予定調査員数 |
ハンドブック必要数 |
寝屋川 |
団地 |
8月25日、26日 |
500 |
9月2日と20日 *2日に実施したところ、既に76通を回収 |
|
100 |
藤井寺市 |
府営住宅 |
8月中 |
150 |
9月末まで |
10-15人 |
100 |
摂津 |
団地といくつかの住宅地 |
9月4日 |
300 |
9月18日 |
6〜10人 |
200 |
大阪狭山 |
府営住宅 |
9月9日 |
9月9日の昼食会で配布回収し、その他は9月20日。府営住宅では配布回収日に相談会も実施 |
3人 |
100 |
|
門真 |
府営団地 |
9月9日 |
500 |
9月22日 |
|
100 |
富田林 |
2カ所の府営住宅 |
9月9日 |
150 |
9月15.16.17日 |
|
|
豊中 |
マンション1棟 |
|
315 |
9月24日 |
20人 |
50 |
岸和田 |
府営住宅 |
9月18日 |
250 |
9月24日 |
18人 |
100 |
枚方 |
西牧野民間マンション、南船橋府営住宅、長尾家具町一戸立ち住宅街、宮之阪一戸立ち住宅街、伊加賀栄町一戸立ち住宅街の各自治会から10名以上の計50名を。また、新婦人、民商、高齢期の会、生健会、年金者組合から各10名の計50名を、計100名以上をめざす。 |
9月12日 |
150-300 |
9月末 |
15-20人 |
150 |
茨木 |
各構成員居住地域 |
9月10日〜末 |
300 |
9月末 |
15-25人 |
100 |
東大阪 |
加入している地域団体・支部組合員に配布 |
8月末 |
300-400 |
9月末 |
|
100 |
富田林 |
2つの府営団地 |
9月9日 |
102 |
9月16.17日 |
13人 |
100 |
高石 |
府営団地 |
10月20日 |
250 |
10月27日 |
5人 |
80 |
大阪市中央区 |
マンション乱立地域、一斉には行わ図手わたし郵送 |
|
150 |
9月22日 |
4人 |
100 |
府内自治体キャラバン行動折り返しに〜国保統一化で豊中市特定健診内容「統一基準」に大改悪!
現在、大阪社保協自治体キャラバン行動を展開中ですが、すでに28自治体が終了し折り返しとなっています。
キャラバンの中で、浮かび上がった「大阪社保協統一国保問題」について報告します。
★大阪の市町村国保はどうなったのか
2018年度から国保は都道府県単位化となり、大阪は「大阪府統一国保」として動きだしました。今回の自治体キャラバン行動事前アンケートや懇談で、大阪の各市町村の国保がどうなったのかを見てとる事ができます。(詳細は「2018年度自治体キャラバン行動資料集」をご覧ください)
□統一保険料率にほぼあわせた自治体
守口市・柏原市・松原市・河内長野市・泉大津市・泉大津市・忠岡町・岸和田市・貝塚市・泉佐野市・阪南市
□保険料条例減免を廃止し「統一基準」にあわせたり、縮小した自治体
大阪市・箕面市・島本町・吹田市・摂津市・守口市・四條畷市・寝屋川市・枚方市・交野市・柏原市・松原市・大阪狭山市・堺市・高石市・泉大津市・岸和田市・泉佐野市・熊取町
□特定健診内容を改悪し「統一基準」にあわせた自治体
★統一国保では「医療費水準を加味しないため特定健診・がん検診が後退する!」と
の私たちの指摘のまま実行した豊中市!?
大阪府内自治体が統一保険料にするためには、自治体毎の医療費水準の差を全く考慮することなく、被保険者数と所得水準だけで市町村ごとの事業費納付金を計算することとなります。
もともと、都道府県国保にする目的は「医療費の適正化」です。必要な医療が受けられずに「適正化=縮小」するのは問題ですが、医療費が小さくなれば、保険料も下げることができます。そうした意味では、がん検診事業などに力をいれて早期発見早期治療を進めること、特定健診などにより住民の健康を向上させることは非常に有効となります。
しかし、大阪府のように統一保険料にすることで必ず検診事業の後退が起き、医療費そのものが歯止めなくお菊なっていくのではないかとの指摘を我々大阪社保協はしてきました。
今回、豊中市キャラバンでは豊中市が特定健診の追加項目をなくし、最低限の項目となったことが分かりました。豊中市は昨年までの大阪府・市町村国民健康保険広域化調整会議のメンバーであり、強力に統一国保推進をしていた自治体です。
豊中社保協の中村厚会長(医師)からのコメントは以下です。
「豊中市は、市民健康診査の内容を大幅に改定(改悪)して最小限の『大阪府国保特定健診統一項目』とし、昨年までの豊中市独自の追加項目は全てなくしました。2017年度の豊中市特定健診実施状況は、29.8%の見込み(大阪社保協資料)で2018年度は、35%を目標にしています。自己負担を700円からゼロとしたことは評価できますが、健康診査の内容があまりにもお粗末でこれでは『メタボ』しか判定できません。実際、自治体キャラバンでも担当者は、メタボ健診に特化したと発言していました。これでは、病気を早期発見して市民の健康を守るには不十分です。」
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★当面の会議・行事日程☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
9月12日(水)中央社保協運営委員会
9月18日(火)北河内ブロック会議(14:00-けいはん医療生協本部)
9月19日(水)河南ブロック会議(14:00- 松原民商)
滞納処分対策委員会(19:00- 彩法律事務所)
9月20日(木)大阪社保協第4回常任幹事会(18:00-国労会館)
9月28日(金)「これからの介護保険を考えるフォーラム〜わがまち介護保険が激変!」(18:30-エルおおさか南館1023号室)
http://www.osaka-syahokyo.com/top/kf20180928.pdf
10月3日(水)中央社保協運営委員会
10月4日(木)大阪社保協事務局会議(14:00- 大阪社保協事務所)
10月18日(木)大阪社保協第4回常任幹事会(18:00-国労会館)
10月31日(水)社保協近畿ブロック事務局会議(15:00-大阪社保協事務所)